現時点で最強の用土は

プロトリーフ シャコバサボテンの土

向山蘭園 洋蘭の土「モルバーク 」


を50:50で配合したものに元肥として

プロトリーフ「有機元肥」


を施したものです。が、

さらにそれを超える「最強の用土」作りプロジェクトを進めています。

「最強の用土」作りプロジェクト

その用土に使用する資材(単用土や土壌改良土、堆肥など)は、
黒土、腐葉土、ピートモス、バーク堆肥、くん炭、ゼオライト
です。
月下美人の根と土壌微生物に最適なものばかりを揃えました。

元肥えは、
放線菌、窒素分解固定菌、光合成菌など60種あまりの有効善玉菌のみをバランスよく配合された最強秘密兵器の「トーマスくん」です。

この用土と元肥えの配合で「最強の用土」を作り育成実験してみます。

今回は、用土の資材のうちの「ゼオライト」について解説します。

ゼオライトとは

ギリシャ語で沸騰する石=沸石(zeolite)としてスウェーデンの鉱物学者・クロンステッドにより「ゼオライト」と命名された鉱物です。

ゼオライトを加熱すると水が沸騰したように見えるらしいのですがYoutube等に実験の動画がなく想像しにくいです。

天然のゼオライトは火山の噴火により噴出した火山灰が海や湖の底に積もり、高い水圧などの影響で作られた鉱物であるといわれています。

天然ゼオライト以外にも人工的に作られた合成ゼオライトもあります。

ゼオライトには多孔質構造といって大変細い穴がスポンジ状に開いており、その細かさはミクロレベルの小ささです。

この構造からゼオライトを園芸に取り入れると、各種様々な効果・効能が生まれます。

■ゼオライトの効果・効能

①土壌改良

ゼオライトは作物の生長に欠かせない肥料分を吸着、保持する力「保肥力」があります。

また、ゼオライトの細かな穴により「保水性」も高めることが可能になり、「保肥力」と「保水性」の改善できる優れた土壌改良材でもあります。

ゼオライトのpHは5.5~7.5の中性ですので、酸性土壌の中和にとても効果的です。

②根の生育を促す

ゼオライトの細かな穴の構造により、「通気性」がアップするため根に酸素がいきわたり生育が良くなります。

また、有害なガスや水分を吸収調整し根腐れを防止します。

③土壌微生物との相性が良い

土壌微生物の増殖を高める効果があるとの実験結果がある。

ゼオライトの使用は、有益な土壌微生物が少なく、肥効が劣る土壌や、化学肥料および農薬区の乱用によって老朽化が進んだ土壌において効果的なようである。

■ポイント

土壌微生物の増殖を高める効果を利用するために、用土に10%程投入します。

今回使用するものは小砂利程の大きさなので、あまり入れすぎると根の張りの邪魔になります。

また粒子の細かいものは多量投入すると「排水性」が悪化します。

今回使用する商品

あかぎ園芸 ゼオライト(税込380円)

天燃の硅酸白土(ゼオライト)を、乾燥・選別し園芸用の土壌改良材として精製した物です。根腐れ防止などに効果があります。

《使い方》
鉢植え・プランターには、用土の5%位混合します。花壇・菜園には、1坪当たり2L位を施します。

各種様々な商品が出てますが、天然モノということで、これに決めました。

追伸…

「最強の用土」作りに使用する資材は、近くのホームセンターでは手に入らない用土や肥料ばかりです。
ほとんどネット通販で購入しましたが、
価格の差が激しいものがあり驚きました!
同じものでも価格が1000円以上違ったり、送料が倍額になってたり…

農業や園芸の資材をネット通販で購入するときは、多くの店舗をリサーチして最安値のところで購入しましょうね。