月下美人やその仲間たちを有機栽培に変えています。
自作の有機系の用土に土壌微生物や菌根菌を接種します。

最近、これをSNSで情報公開したところ、
「土壌微生物や菌根菌を接種するって、植物やヒトに安全なのですか?」という質問を受けました。

”接種する”というと、インフルエンザの抗予防注射を連想されることでしょう。
広い意味では近いものがありますが、そのような仰々しいものではありません。
用土を本来の姿に戻すだけのことです。
本来の姿とは、戦前(太平洋戦争前)の土の状態のことです。

農薬や化学肥料に頼らず、堆肥で育てていた頃の時代は、土壌微生物や菌根菌は土壌にたくさんいました。
しかし、農薬や化学肥料を頼る現代では、その姿を消しつつあります。

なぜ戦前に戻すのかというと、このデータを参考にしました。
それは、
「日本人の腸内細菌の数は、戦前と比べると1/3くらいに減少しています。」(某書籍より)

腸内細菌と土壌微生物は、ほぼ同じ運命をたどっていると思っています。
ですので、戦前に戻れば土壌微生物や菌根菌は3倍になるわけです。

その戻し方が、有機系の用土と失った土壌微生物と菌根菌を接種するということです。
これで戦前に戻ったはずです。
なぜなら、用土にはカビが生えることもあるし、月下美人は茎が太く、葉が厚くなり、たくましく育つからです。
キレイな土と化学肥料では、大きく育てることはできますが、骨太な生長にはなりません。

そして、根もすくすくとたくましく伸長し、骨太な茎や葉を支えてくれます。
根がたくましくなるいと、それに合った超巨大輪の花を咲かせるのです。
逆に、根がひ弱で病弱だと、何年も花が咲かない原因となってしまいます。

追伸…

用土に”土壌微生物や菌根菌を接種する”するということですが、ヒトにも同じようなことをすることがあります。
土壌菌である「枯草菌」や「乳酸菌」のサプリメントがあります。
すでに米国では、たくさんのプロバイオティクスのサプリメントが市販されています。

たとえば、

これは私の愛用しているサプリメントです。
宣伝になる危険があるので、ボカシをかけています。
このサプリメントには、

HSOプロバイオティックブレンド(50億CFU)

ビフィドバクテリウム・ブレビーズ
ビフィドバクテリウム・ブレベス
ビフィドバクテリウム・ラクティス
ラクトバチルス・アシドフィルス
ラクトバチルス・サリバリウス
ラクトバチルス・ラムノサス
ラクトバチルス・カゼイ
ラクトバチルス・ラムノサス

といった土壌菌や乳酸菌が含まれています。
これを服用することにより、本来の腸内細菌叢の多様性を取り戻すことができるのです。

注意!
このサプリメントは、すべてのヒトに効果があるわけではありません!
「リーキーガット症候群」や「小腸内細菌増殖症(SIBO シーボー)」の疑いのあるヒトには、逆効果になります。
このことは、こちらのホームページで情報公開していきますね。

ちなみに、このサプリメントは私には相性が良く、絶好”腸”(絶好調)です!笑