土壌微生物や有機肥料、堆肥の説明や解説をしているホームページは多々あります。
園芸メーカーなどのホームページではやさしく詳しく解説しており、たいへん勉強になります。

しかし、鉢やプランターに土壌微生物を活用させる解説は、なぜか少ないです。
数件のホームページしか見当たりません。

鉢植えの環境では、微生物が有機物を分解したり、土の団粒化を促進することはムリということでしょうか。

確かにそのような意見や見解もあります。
●水やりをすると鉢底から微生物が流れ出てしまう
●鉢という限られた閉鎖された空間に微生物が移動してくる手段がない
●庭や畑の土壌に比べ、鉢内の土壌の環境は変化が大きい
●殺虫剤や殺菌剤を使うと微生物が死んでしまう
などが主な理由です。

畑や庭の土壌に比べて鉢内の土は、温度や湿度、乾燥の程度の変化があまりにも大きいので、微生物が活性化しづらい。
また、鉢という閉鎖された空間なので、水やりのときに流亡した微生物が戻ってくることがない、減る一方だ。
地続きではないので、微生物が移動してくる手段がない。(胞子が風でやってくることもあるが)
植物が病気にかかったとき、殺菌剤を散布すると微生物が死んでしまう。

確かにもっともな意見や見解だと思います。
たぶん以前に鉢植えに微生物を接種しても効果がなかったのでしょう。
だから鉢植えに微生物の接種を勧める方が少ないのでしょうね。

でもですよ、
植物より微生物のほうが生命力が強いはずですよ。
水道水の塩素や殺虫剤などの化学薬品には弱いですが、耐熱性は50℃ぐらいまであるので根より先にバテることはありません。
水やりの時に流亡しても、持ち前の繁殖力で増殖するはず。
定期的に接種してあげれば、それなりの数を保てるはずです。

微生物に快適な用土で、フツーに水やりをして植物を育てている環境なら、微生物も活発に活動するはずです。
水やりの時に流亡するのならば、その分接種してあげればいい。
間違いなく室内栽培の鉢やプランターでも微生物を活用できます。

「最強の用土作りプロジェクト」と一緒に微生物の活用法も検証実験していき、誰でも微生物の恩恵を受けれる栽培方法を見つけ出します。
微生物から得られる恩恵は、超巨大輪が咲くことにより実証されます。