菌根菌を接種して順調に育っている歌麿呂美人の手入れをしてみます。
◆はじめに
3種類の菌根菌資材を接種してから1ヶ月程経ました。
この株なんですが…
ずっ~と新しい葉の先や一部が枯れだして、それが拡大していく病気に悩まされていまいた。
殺菌剤を散布して予防と治療を試みましたが効果なし。
肥料も高価な有機肥料や微量要素も与えていますが、パッとしません。
その頃、歌麿呂美人の実生苗での菌根菌の育成実験が、とても良い結果が出ているので、思いきってこの株にも接種してみることにしました。
結果良好ですね!
菌根菌が根に定着した頃から、病気がピタっと止まりました。
新芽もグイグイと生長して、立派な葉を広げています。
これが菌根菌や土壌微生物のお陰なのかは分かりませんが、良い方向に向かっているのは確かです。
よろしければYouTubeをご覧くださいね!
まずは、雑草の処理からです。
◆雑草の処理
鉢植えなので日々雑草抜き追われることはありませんが、生えてくると気になりますよね。
雑草は小さいうちは抜かずに、多少大きくしてから株の根元を切るようにしてます。
そのワケは、
①根を引っこ抜いてしまうと、抜いた根の隙間に土が入り込み土が固くなる。
②土中に残った根は、土壌微生物の格好のエサになり、土壌微生物が繁殖する。
③土壌微生物の食べられた根の跡は空洞となり、排水性や通気性が良くなる。
植物の根が伸びることにより、土が耕かされて、土が柔らかくなります。
ですので、雑草を多少大きくしてあげることにより、より深く耕かされることになるのです。
また、雑草の生長ぐあいの確認も大切なことです。
雑草がすくすくと生長しないならば、用土や環境になんらかの問題があるはずです。
土壌のpHや乾燥具合、温度や湿度、日照条件など再確認してみましょう。
切り取った雑草は、半乾きにしてコーヒーかすコンポストに投入します。
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土の上に置きっぱなしでも、土壌微生物に分解はされますが、長い時間がかかります。
悪玉の腐敗菌やコバエの発生原因にもなりますので、土の上に置きっぱなしはオススメできません。
◆菌根菌の補充
鉢植えに菌根菌を接種しても、水やりの時に流亡、流れ出てしまう。
という見解もあります。
確かに地続きの庭や畑と違って、鉢底から流れ出た菌根菌や土壌微生物は戻ってきません。
しかし、この見解は育成実験で検証したと思われる裏付けがありません。
水やりの時に、どの種類の微生物が、どれぐらい流亡するかは言及されていません。
菌根菌資材の説明にも定期的補充が効果的と書かれていますので、それに従ってみます。
定期的補充をしたものと、しないものでの検証実験も行ってみます。
疑問に思うことはすべて検証していきます。
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