最強の用土作りプロジェクト：バーク堆肥編

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最強の用土作りプロジェクト

最強の用土作りプロジェクトの資材のなかで「バーク堆肥」を解説します。

樹木の皮（bark：バーク）を原料とした堆肥がバーク堆肥です。
枯れ葉や落ち葉を発酵させた「腐葉土」が土に養分を与えてくれるように、土に混ざったバーク堆肥も微生物に分解されてやがては、植物の栄養となります。

バーク堆肥は、肥料取締法の特殊肥料として、その効果を国が認定している堆肥です。
樹木の皮を完全に発酵させるとできあがります。が、
中には発酵が不完全なものもあります。
発酵が不完全なものは植物の生長を阻害するので注意しましょう。
必ず完全に発酵されたものを使用します。

バーク堆肥が直接、植物の栄養になるのではなく、土壌微生物に分解されて植物が吸収できる栄養分となります。
バーク堆肥は土壌微生物のエサとなるのです。

分解されにくい性質をもつためしばらくは水はけをよくする効果が持続します。
土壌微生物に分解されてしまえば効果はなくなりますが、それには長い月日がかかります。

繊維質を多く含むバーク堆肥は空気や水、肥料成分をよく含み土をふかふかにしてくれます。
バーク堆肥を混ぜた土は、適量の水を保持して不要な水は排出し、肥料成分を保持する力が高まるので、結果、植物の生長を促進させます。

広葉樹の皮より針葉樹の皮のほうが生育阻害物質が多く含まれるため広葉樹の樹皮を原料としているバーク堆肥を使います。

土壌微生物のエサとして用土に投入します。
バーク堆肥は多量に投入すると窒素不足による生育不良を起こす恐れがあるので、用土の20％程にします。

アイリスオーヤマ　ペレットバークタイヒ （税込1250円）

良質のバーク堆肥を圧縮した粒状タイプの完熟堆肥です。充填時に1/2に圧縮しているので使いやすくなっています。
お花畑の土づくりに最適です。

選んだ理由は、パッケージに「完熟」の記載があるから。
1/2に圧縮されたつぶつぶタイプなので砕いて小さくして使用します。
小さくしたほうが表面積が増えて土壌微生物の増殖に繋がります。