選定して根を切り詰めての植替えから22日が経ちました。

浅植えにしたので元気に伸びてきた根があちらこちらで表土に現れました。が、
そのうちに土の中に戻っていくことでしょう

植物にとって根を切られるということは脱水という形で直ちに地上部に影響してしまう緊急事態であり、根を切られた植物はできるだけ早く根を再生しようとする性質があります。
根を切ることにより、よりたくさんの側根やひげ根が出てきて根の密集度が高くなります。
限られた鉢という空間で、ほどよく根が密集してくれると効率よく水や養分を吸収できます。

根が元気に生長している証なので、早速、活力剤「メネデール」を与えてみます。

メネデールに含まれている有効成分は「二価鉄イオン(Fe²⁺)」です。
二価鉄イオンには、植物の切り口や傷ついた箇所から出る分泌物と結合して、膜のような作る性質があるります。
この効果は切り口や傷口を保護すると同時に、新しい根の発生を促します。
この効果を利用して、発根促進剤として使うこともあります。

発根後も効果があるということなので、100倍希釈で与えてみます。

花芽も伸びて、植替え後の経過は順調そうです。