以前、こちらの生ゴミ発酵促進剤をつかって”コーヒーのかす”のプチコンポストを作りました。

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アイリスオーヤマ コンポスト 生ゴミ発酵器用発酵促進剤
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1ヶ月程経ちました。

真っ黒だったコーヒーかすが白っぽくなってます。
パックを開けて嗅いでみると、発酵している甘~いニオイがします。
目論見通り、これなら部屋の中に置いても鼻につくことはないでしょう。
ゆっくりと発酵が進んでいるようです。

もう1ヶ月程、発酵の様子をみて2次処理をするかどうか決めます。
(※2次処理とは、発酵したものを土に混ぜて2次発酵させることです。)

そして今回は、同社から出ているもう1つの生ゴミ発酵促進剤を使ってみました。

アイリスオーヤマ  炭入り生ゴミ発酵促進剤 500g 
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これは好気性微生物を使って生ゴミを分解します。
好気性とは、酸素を必要として呼吸することです。
酸素を必要として呼吸するなんて当たり前に思えるでしょうが、微生物の中には酸素を嫌うものがいます。
最初に紹介した生ゴミ発酵促進剤は、酸素を嫌う微生物を使っています。
人間の体内で腸内フローラを構成する主な腸内細菌も大半が嫌気性菌です。

話がそれましたが、この発酵促進剤は好気性微生物を使っています。
ですので、パックの口は開いて通気性をよくしなければなりません。
実際にコーヒーかすで検証実験してみたところ、

4~5日で土臭いニオイがして、ほんのりと温かくなってます。
土臭いといっても、ほんのりしたニオイなので部屋の中に置いても大丈夫でしょう。

酸素を必要とする好気性微生物のほうが発酵が早いです。
生命活動に酸素を使うと爆発的なエネルギーを生み出すことができるからです。

それならば、なぜ発酵が遅い嫌気性微生物を使っているのか?という疑問が湧いてきます。
これはニオイの問題でしょうね。
嫌気性微生物の発酵剤は、密閉して保管し発酵ができるのでニオイの心配がほどんどありません。
好気性のモノは、開放していなければならないのでニオイが拡散してしまいます。
でもコーヒーかすだけなら、それほど気になるニオイは発生しません。

好気性微生物の生ゴミ発呼促進剤は、発熱させて完熟させてしまえば堆肥として使えます。
嫌気性微生物のものはパックで発酵させた後、土に混ぜて2次発酵させなければなりません。

手間暇や即効性を考えると、好気性微生物の生ゴミ発呼促進剤の方に軍配が上がりそうですね。