- 市販のサボテンの土を検証
一般的に市販されているサボテンの土の配合原料は、軽石、パーライト、バーミキュライト、砂などですが、
今回は、パーライトとバーミキュライトに焦点を当ててみます。
パーライトとは
ガラス質の火山岩を高温加熱し急激に蒸発させて作られます。
水分が蒸発して気体になったことから多孔質の構造になっています。
原材料は、黒曜石と真珠岩の2種類があり
●排水性を高めたいときは黒曜石
●保水性を高めたいときは真珠岩
を用います。
バーミキュライトとは、
雲母系の「ひる石」を原料とし、700度以上高温で焼き、膨張させて作られます。
ゴールド、シルバー、ホワイトなど光沢があります。
サボテンの土の中にあるキラキラ光っているのがバーミキュライトです。
●保水性と排水性のバランスがよく、保肥性も高い
2種類の共通点は、
保温効果、耐熱効果があり、軽量であり無菌で清潔です。
pH(ペーハー)は中性で肥料成分はありません。
パーライトとバーミキュライトの絶妙な配合バランスが、サボテンに最適な保水性と排水性を確保しているのでしょう。
実際に使用してみて、
袋から出してみると、サラサラ、パラパラしておりしっとり感はない。
植え込み後に水やりをすると土がしまる。
植え替えの為、1年経ったものを鉢から抜いてみたら、
しっかりと固まっている。
結論として、
高温で焼かれた鉱物を使用しているので、無菌状態でとても衛生的。
植え替え時に根の消毒を施したものには最適。
肥料分はないので、元肥えと置き肥や液肥の施肥が重要となる。
黒土信仰(植物にはゼッタに黒土が必要!)がない方は使ってみてもいいかも。
長年使用しても、赤玉土のような崩れが少ないので排水性と通気性が保てそう。
軽いので吊り鉢に最適。
サボテンの土をベースとして、培養土や堆肥、牛フンなどをブレンドするのもありかも。
pH(ペーハー)は中性なので、弱酸性を好むサボテンには鹿沼土を混ぜ込んだほうがイイかも?
ここらへんは、これから検証実験していきますね。
この記事へのコメントはありません。