以前に、肥料要素のなかでも微量要素とよばれるものを与えてみました。

関連記事:肥料:微量要素を与える

アミノール化学研究所「 微量要素8( 400g)」(税込632円)

その後、何度か使ってみましたが水に溶けにくいのが難点です。

そこで今回は、この液肥バージョを使ってみます。

液体微量要素複合肥料 「シーマロックス液肥(200cc)」(税込1500円前後)

詳しい説明文の能書きは最後に載せてあります。

シーマロックス液肥の含有要素は微量要素(7元素)の他に新発見の光合成を高めるTi(チタン)をはじめ22元素以上を含有します。

「微量要素8」よりもTi(チタン)を含む、より多くの元素が含まれているらしい。

施肥方法は、
●2000倍希釈で葉面散布、いわゆる葉水(はみず)で与える
●農薬と混ぜて散布する。(葉水の農家バージョンですね)
●土壌潅水(水やりのこと)時に2000倍希釈で与える
●500~1000倍希釈で植替えの1週間前に鉢に散布する
などです。

今回は2000倍希釈で葉面散布してみます。
葉面散布は、速効性があり、根が弱った場合でも養分補給ができます。
また、微量要素は光合成を促進する作用があるものもあり日照不足、低温時に有効です。
葉面散布により、素早く葉に光合成を促進させます。
まさにこれからの季節にピッタリの施肥方法です。

よろしければYoutubeでご覧ください。

この肥料は、

農林水産省登録肥料 生第85757号
有機JAS資材リスト登録番号 JASOM-170604
肥料の種類: 液体微量要素複合肥料

で肥料登録されている普通肥料になります。

天然のミネラルを含むミネラル群溶液が原料みたいで、液肥の他にも、清涼飲料水や入浴剤の製品も出されています。
興味のある方はネットで調べてみてください。
※毎度のことですが、広告宣伝料も頂いていないし、アフィリエイトでもないので、企業へのリンクは貼りません。

“シーマロックス(THEMAROX)”とは
シーマロックスは超微量元素まで含め70種類以上の天然のミネラルを含むミネラル群溶液です。

原料は
シーマロックスは花崗岩の風化した蛭石(Vermiculiteバーミキュライト)を原料としています。

バーミキュライトは園芸用に一般市販されているものと同様のものですが、シーマロックスに使用されているものは福島県阿武隈山系で産出され、含まれているミネラルのバランスが良く、また鉛や水銀等の有害物質を含んでいないのが特色です。

肥料と呼ばれる必須要素は14元素です。

1.N P K (チッソ、リン、カリ)の3大要素です
2.Ca Mg S Si (石灰、苦土、硫黄、ケイ素)の中量4元素です
3.Mn B Fe Zn Mo Cu Cl (マンガン、ほう素、鉄、亜鉛、モリブデン、銅、塩素)の微量要素と称する7元素です
(P,Mg,S,Mn,B,Fe,Zn,Mo,Cu,Clの元素は生体内酵素の活性要素となる元素です)

シーマロックス液肥は多種類の微量要素を含有します。
3大要素、中量4元素、微量要素7元素の14要素が過不足(過剰・欠乏)なくベストの施肥設計された圃場でもシーマロックス液肥の施用は収量・品質を大幅に高めます。
シーマロックス液肥の含有微量元素が錯イオンであるためです。あえて触媒(酵素)肥料と考えます。

【シーマロックス液肥】は微量要素(ミネラル)のみの液体肥料です。
N(チッソ)P(リン酸)K(カリ)等の化成肥料は含まれておりませんので肥料設計には影響を与えません。
皆様のこれまでの栽培方法に追加していただければ、良い結果をもたらすと思います。

【基本的な使用方法】
1.播種や苗の移植の1週間くらい前に圃場全体に500~1,000倍希釈散布してください。
作物によってはもっと濃い希釈液でも問題ない作物がございます。あくまでも標準的な、どの作物でも大丈夫な濃度です
2.育苗のときに2,000倍希釈液で葉面散布をすると根張りの良い健康な苗が育ちます。
3.播種、苗の移植後に2,000倍希釈液の葉面散布をしていただくことです。