肥料の3大栄養素は、チッ素、リン酸、カリ です。

その中の「チッ素」は、植物の生育に最も大きく影響を与えます。
チッ素は、葉や茎などの成長に欠かせず、植物の体を大きくするため、「葉肥(はごえ)」といわれます。

チッ素が不足すると、株の生育が衰えて葉が小さくなる、分枝しにくい、草丈が伸びないといった症状が現れます。

逆にチッ素が多すぎる場合には、茎や葉ばかりが茂って、花や実がつきにくくなります。

ここに花を咲かせるヒントを見つけました。

チッ素が多いと花が咲きにくく、茎や葉ばかりが茂ってくるのは、花芽分化が促されていないからです。
参考記事:花芽分化

常に花芽分化を促すには、元肥えとしてチッ素の少ない肥料を用いれはよいのです。


元肥で人気の高いマグァンプK も、N-P-K-Mg = 6-40-6-15 とチッ素が少ない。

そして更に上をいくのが、


東商 花咲く肥料 500g
N-P-K-Mg = 1.5-9-4.5-0.15
(税込み 250円 ヨドバシ.com 送料無料 2019年9月時点)

これはチッ素配合無しです。

花ごころ 超リンカリ肥料 500g
N-P-K = 0-20-10 +ミネラル(マグネシウム、石灰、ケイ酸、鉄、マンガン、ホウ素)
(税込み 346円 ヨドバシ.com 送料無料 2019年9月時点)

これらを元肥に使えば、常に開花を促進することができるはずです。
「チッ素が不足すると、株の生育が衰えて葉が小さくなる、分枝しにくい、草丈が伸びないといった症状が現れます。」と前述しましたが、
チッ素の不足は成長用の液肥で対処すればいいことです。


ハイポネックス ハイグレード原液
N-P-K = 7-10-6

月下美人の場合は、春と秋の花期の間が成長期なので、この間は成長用の液肥を投入します。

それ以外は、基本的には開花促進用液肥を与えます。
葉や茎の色や成長具合を見て、成長用の液肥も与えていきます。

これは知識と経験上からの持論で、まだ検証実験を行っていません。
近々に月下美人の植替えがありますので、それに合わせて行います。

また、植替えは動画撮りをしての公開予定となっています。