熱帯植物の凍傷記事の引用から

植物の葉はたくさんの細胞が集まって出来ています。
細胞は液体が細胞膜という油の膜で包まれています。
油は種類によって異なっています。
あるものはバターのような油で、あるものは、天ぷら油のような油です。
そう、バターは冷蔵庫でかたまってしまいますが、天ぷら油は固まりませんよね。
熱帯植物の細胞膜はバターのような成分でできていて、寒い地方に生える植物の細胞膜は天ぷら油のような成分でできているとお考えいただければ良いと思います。
寒くって細胞膜がかたまってしまうと、その細胞は死んでしまいます。
リンゴを冷蔵庫にいれても色が変わりませんが、バナナを入れると黒くなってしまうのも同じ現象です。
ですから、一度、黒くなった部分はもとには戻らず枯れてしまいます。

筆者はアルツハイマーの予防としてココナッツオイルを食しています。笑


このオイルは室温20℃ですと固形です。が、
猛暑期で30℃ぐらいになると液体になります。
多分、27℃前後が融解・凝固の温度だと思われます。

引用文から察するに、寒くって細胞膜がかたまってしまう状態が、ココナッツオイルで言えば液体⇒固体に凝固した状態なのでしょう。
月下美人で言えば7℃がこの温度です。
あくまでもこれは喩え話ですが、理屈は正しいと思います。

一般的に熱帯植物は凍死のデッドラインがシビアです。
ですので月下美人を凍死させないためにも、越冬時は7℃を死守しなければなりません。

ヨーロッパの電気ストーブなどは、5℃キープ設定できるものがあります。
これは植物が凍死しないための機能で、夜の就寝時間帯や留守の時に設定するとのこと。
室内で植物を越冬させるには便利な機能です。

でも5℃キープじゃ寒くてたまりませんよね!