水耕栽培にみる「酸素」の大切さ

水耕栽培って根が水に浸かり放しなのに「根腐れ」しないのはなぜ?と、

素朴な疑問が浮かんだので調べてみました。

植物を育てるに当たって、水よりも肥料よりも大事なものは「酸素」と「日当たり」とのこと。

鉢植えでもそうですが、水耕栽培でも失敗するのも、「酸素が多く含まれているきれいな水」「日光や蛍光灯などの光をたくさん浴びる」という2点のどちらかが不足しているときだそうです。

これは納得ですね。

水耕栽培で大切にされているポイントは「新鮮な水を絶えず流す」「循環させて水をきれいにして、さらに空気を送りこむ」ことです。

水を循環させない場合、酸素を空気中からも取り込まないと根腐れを引き起こすので、根の先だけ水に浸けて根元は空気に触れさせておきます。

サボテンの水栽培は、

こんな感じで根の先だけ水に浸けて根元の大部分は空気に触れさせています。

大きな容器で、水を循環させて十分な酸素を水中に送っているなら、根のすべてが水に浸かっていてもよいですよ。

水が汚れていたり、足りなかったりすると植物が枯れる原因になります。

また、水分中の酸素量が不十分だと根腐れを起こすので注意してください。

水道水や地下水を使うなら、毎日新しい水に替えるか、エアーポンプなどで水の中に空気(酸素)を送りこむ仕組みを作っていきます。

と、色々な文献を参照しながら水耕栽培を調べた結果を書いてみました。

月下美人を元気に育てるにも同じことが言えると思います。

通気性のよい土に浅植えにして、根が酸素を十分に吸える環境にしてあげることが重要ですね。