十三夜美人のシュートが天井近くまで伸びたのでカットします。

30cm程カットしたシュートにヒゲが生えてます。
これは気根とよばれるもので根のようなものです。

これを上手く活用すると挿し木の成功率が非常に高くなります。
気根の生えているすぐ下を斜めにカットします。
7本に切り分けられました・

斜めにカットした切口と気根を水で濡らせてから、ルートンを厚めにまぶします。
ルートンとは、さし木、さし苗の発根を促進させる植物成長調整剤です。

シャコバサボテンの土を入れた鉢に挿してます。
ルートンが剥がれ落ちないようにゆっくりと挿します。

軽く霧吹きをかけて完了です。

表面を湿らす程度にしておきます。
かけすぎるとルートンが流れ落ちてしまいます。

気根を土に挿すと急激に伸びて水を吸うので枯れる心配がなくなります。
気根の周辺や切口から根が生えてきます。
土の表面が乾く前に霧吹きを強めに散布します。
常に軽く湿っている状態にしておきます。

今回、シャコバサボテンの土を使用したのは衛生的だからです。
挿し木には、赤玉土やバーミキュライトを使用します。
このシャコバサボテンの土はパーライトとバーミキュライトが主原料なので挿し木にピッタリです。

これは1ヶ月程前に挿し木にした鉢です。
姫月下美人と月下美人の混合です。
土は赤玉土のみです。


これも気根を上手く利用しルートンをまぶして挿しました。
いまのところ順調です。