菊を栽培する時、毎日茎や葉をなでまわすと大きく立派な花を咲かせるそうです。

これは「接触刺激」といって、植物は触られたりすると体内で「エチレン」が発生します。
この「エチレン」には、茎の伸びを止めて、太くする作用があります。

この結果、丈が短く太くたくましい植物となり立派な花を咲かせます。
花は株の充実具合に見合った大きさの花を咲かせます。
土台となる茎が太く丈夫であるほど、大きな花を咲かせるということです。

これは月下美人にも応用ができそうです。
シュートを伸ばして年々株の背丈が高くなる月下美人には「接触刺激」は有効かもしれません。
短く太くたくましいしたほうが管理もしやすいし置き場所にも困りません。

毎日、なでまわしてあげれば超巨大輪が咲くのも夢ではないかもしれませんね。

風に当って揺れても「エチレン」が発生するそうです。
屋外で風雨にさらした方がたくましくなるのですね。

追伸:

なでまわすと「接触刺激」により「エチレン」が発生した結果、大輪の花が咲くという科学的根拠に基づいた話しです。
日常ではなでまわしながら「大きくなれよ、綺麗な花を咲かせてね」と誰もが願っています。
でも、なでまわすという栽培者の植物に対する愛情や優しさで大輪の花が咲くというのは非科学的なことと捉えられています。
個人的な解釈ですが、愛情や優しさには波動があります。
この波動を感じても植物は「エチレン」を発生すると思っています。
科学では割り切れないことが、世の中にはたくさんあります。

愛情を注いであげれば月下美人は必ず応えてくれると信じて育てています。