秋の月下美人の季節が終われば、寒い冬が迫ってきます。

4℃~8℃の室温では、月下美人は休眠します。

冬季間に休眠させて越冬させる時は、この温度にしてください。

4℃を下回ると凍死しますので要注意です。

霜に当てたら一発でアウトです。

寒さには強くはありません。

8℃以上では、休眠せずに成長します。

休眠は種子の状態に近いものがあります。

植物のほとんどは水でできていますが、多くの種子の水分量は約5~20パーセントしかありません。

水分だけでなく、水溶性の栄養分や酸素の量も少なく、これは、一種の“休眠状態”と考えることができます。

越冬の休眠もこれに近づけます。

4℃~8℃の室温下で休眠させるときは、水やりも控えて、施肥も行いません。

そうすると代謝や細胞分裂などが最小限度になり月下美人自ら休眠します。

月下美人の株の水分量を減らします。

こうすることで体液が濃くなり寒さに強くなります。

これで、冬季間の寒い悪条件下でも、生き抜くことができます。

そして、春になり暖かくなり自然環境が整えば目覚めてくれます。