これは挿し木の苗を購入して2年経ったものです。
今年の春先に花を咲かせました。
夏に植替えを行い順調に葉が伸びてきたので摘心(てきしん)をします。

摘心とは、

月下美人の葉(茎節)の先をカットすることによって、脇芽の成長を促すことを言います。
摘心のことをピンチ、芯止めと表現することもあります。

 

おまけ

シュートの剪定では、
「シュートの根本から切ると株が弱ります。」
「シュートの先端を切ります。」と言われています。
なぜでしょうか?
ヒントとなるものを見つけたので参考になればと思います。

これは挿し木の苗を購入して2年経ったものです。
今年の春先に花を咲かせました。
真夏にシュートが出てきて伸びはじめましたが、30cm程伸びたところで先端が枯れてしまいました。
葉やシュートの先端が枯れるのは根に問題がある時が多いので、とりあえず植替えをします。
植替え時の根のチェックでは異常は見られず、ひどい根鉢にもなっていません。
植替えをして半月程経って見てみると、シュートから脇芽が出ています。
もうダメだと思っていたので嬉しいですね。

ここでダメと判断してシュートを根本から切っていたなら、株は再度シュートを出して伸ばさなければなりません。
すでにあるシュートを利用して脇芽を出すほうが、株としては負担が少ないはずです。
これが「シュートの根本から切ると株が弱ります。」の理由でしょうね。
シュートの剪定で80cm程残しておけば脇芽が出てくる可能性が高いです。
その脇芽を育てて花を咲かせることができます。