目 次
◆葉 水
葉水は「はみず」と読み、霧吹きで植物に水を吹きかけることをいいます。
植物は普通根から水を吸収しますが、葉っぱからも水分の補給ができます。
特に熱帯雨林の植物は、根っこよりも葉っぱから空気中の水分を吸収する、という能力が発達してます。。
月下美人の原産地は熱帯雨林の比較的標高の高いところですので、明け方には葉っぱにたくさんの露がつきます。
ですので月下美人に葉水を行うことは、とても理にかなっています。
特に室内栽培では積極的に行いましょう。
◆葉水に必要なもの
霧吹き
逆さまにしても噴霧できるものがイイでしょう。
葉の裏に葉水する時にとても便利です。
ホームセンターなどで700円程で購入できます。
◆葉水のポイント
通常は 薄く濡れる程度に霧吹きでふりかけます。
葉にホコリや汚れが目立つときには、滴るほどにふりかけて洗い流します。
毎日、多量にふきかけすぎるとカビの原因になりますので注意しましょう。
◆葉水のメリットは、
①葉から水分補給をさせれる
水分を吸収するのは根だけからではありません。
葉っぱからも補助的に水分を吸収しています。
②ホコリや汚れを落とす効果
葉水することによってホコリや汚れが落ちると、葉っぱは光合成をしやすくなります。
ホコリや汚れを落としたい時には、普段より多めに霧吹きで水をかけます。
③病害虫予防にもなる
すべての病気や害虫に対して有効ではありませんが、カイガラムシやハダニ予防の効果があると言われます。
ハダニやカイガラムシなどの害虫は葉の裏や葉と葉の間など目につきにくいところに潜んでいます。
葉水をするときにちょっと気にして見てみると良いでしょう。
◆季節別の葉水
春~秋(成長期、花期)
1~2日間隔で濡れる程度に霧吹きでふりかけます。
1週間に1度は滴るほどにふりかけて汚れや害虫を洗い流します。
※梅雨時など湿度の高い時は葉水を控えましょう。
※花やツボミには水をかけないようにします。(水をかけると傷むことがあります。)
冬(越冬期)
①室温7℃~15℃で休眠させる時
葉水はしません。
②室温15℃以上で管理維持できる時
通常通り葉水します。
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