スリット鉢と普通のプラ鉢との違いを実際に見てみます。

左が3号のスリット鉢、右が3号のプラ角鉢


サボテンを育てるのに理想的なのは黒いプラ鉢といわれています。
黒は太陽光に当たると温まりやすいので、根の成長が促進されるからです。

それでは検証の結果を見てみましょう。

ミニドラゴンフルーツの子苗を植え替えたときのものです。

これはスリット鉢で育てたもの。

根が縦にきれいに伸びています。
鉢底からも根が出ていません。

こちらが角プラ鉢のものです。

根が乱れて伸びています。
鉢底からも飛び出していました。
これがサークリング現象とよばれるものです。
サークリング現象とは、鉢の中で行き場を失った根が、鉢の壁面に沿って延伸し、結果的にらせん状にぐるぐると鉢の中を回ってしまう現象です。
明らかにスリット鉢のものに比べて、無駄な伸びかたをしています。

角のプラ鉢には2株同居、スリット鉢は1株で育てていたので、単純比較はできませんが、スリット鉢の方が大きく成長しています。

まとめ
根の張り方に関しては、スリット鉢はサークリング現象も起こさず、徒長もせず、効率的に伸びています。
株の成長は、育生条件が違うので比較はできません。
ただ、スリット鉢のほうがより大きく育っているということです。