月下美人の水やりの極意です。

月下美人が一番元気がいい秋の季節においての水やりの極意です。
成長期には、それに見合った水やりを行うことにより、驚くほど大きくなります。
月下美人系はサボテンであり、すぐには枯れないことを念頭に置いて水やりをしましょう。

①土の表面が乾いてから

月下美人はサボテンですので、フツウの植物同様に水やりをすると根腐れの危険があります。
1週間水を与えなくても枯れませんので、土の表面が乾いてから水やりをします。
水を与えるかどうか迷ったときには、次の日にやるようにします。

②鉢底から流れ出るぐらいたっぷりと

理由は、

・根から排出され土の中に溜まったガスを抜くため。
植物の根は呼吸しており、酸素を吸って二酸化炭素などを排出している。
その排出したガスが土の中に溜まった状態だと生育に良くないので、水流でそのガスを押し出す。

・土の微じんを洗い流すため。

土の中にある微じんは、根の生育を妨げるので、水流でその微じんを洗い流す。

・土の劣化状態を調べるため。

土は劣化してくると、だんだん水を通しにくくなる。
水が土に浸透せず、鉢の上に溜まった状態が長ければ、新しい土に植替えするサインです。

③水道水は2時間以上汲み置きする

ペットボトルに汲み置きして2時間以上、太陽光に当ててカルキを抜く。

④鉢受け皿に水は溜めない

水やり後、鉢受け皿に溜まった水はすぐに捨てましょう。
溜めたままにすると、鉢が蒸れて根腐れの原因になります。
鉢が大きすぎて、鉢受け皿が取れない時は、市販のスポイトなどを使って水を吸い取ります。
これはとても便利ですよ。
特にポリ洗浄ボトルは大量に吸い取れるので重宝してます。

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⑤寒くなったら間隔をあける

晩秋となり気温が20℃を下回るようになったら、水やりの間隔をあけていきます。
理由は、これから越冬する準備をさせるためです。
徐々に水やりの間隔をあけて、本格的な越冬時には断水に近い状態にします。

補足:

学校で生物の時間に習ったと思いますが、
植物は気孔(きこう)で呼吸をしています。
でも、灼熱の地域で暮らすサボテンは日中に気孔を開いてしまうと干からびてしまいます。
それを防ぐために、昼の間に身体の中で光合成を行い、酸素を作成した段階で反応を止め、外には出しません。
気温が下がる夜になって酸素を排出しながら二酸化炭素を吸う暮らしをしています。
(「寝室にサボテンを置くとイイ!」と、流行ったことがありました。)
サボテンは昼よりも夜に活動していることになります。
これと同じことを月下美人も行っているのならば、水やりは活動的な夜に行ったほうがイイのかな?
と思います。
花も夜咲くでしょう。
やっぱり、夜の方が生き生きと活動しているように思います。
これはあくまでも私個人の持論です。が、
私は夜に水やりをするときも結構あります。
これにより枯れたり、元気がなくなることはありませんよ。