肥料の3大成分
花を楽しむために栽培する植物には、適切な時期に必要な肥料を与えることが大切です。
肥料が不足したり、与え方を誤ると、期待通りの美しい花を咲かせることができません。
肥料には3大成分として、ちっ素(N)、リン酸(P)、カリ(K)があります。
ちっ素(N)は葉や茎の成長を促進
リン酸(P)は開花や結実を促進
カリ(K)は根や茎、葉を丈夫にする
成長促進用は、ちっ素(N):リン酸(P):カリ(K)=10:10:10
開花促進用は、ちっ素(N):リン酸(P):カリ(K)=0:6:4
などの割合になっています。
与え方
月下美人や孔雀サボテンは、4月~7,8月頃までに年間のほとんどの成長をします。
この成長期に肥料をきちんと与えるのが上手に育てるコツです。
基本的には、植え替えのときに元肥えを与えます。
元肥えには牛フンやマグァンプKなどを加えます。
マグァンプK 中粒 600g:1200円前後
牛フン2kg:200円前後~
また追肥えとして、緩効性のIB化成を5号鉢で10粒くらいを月1回程度与えます。
IB肥料 3kg:2000円前後
追肥えに関しては、他の市販化学肥料でも同じ効果があります。
さらに、水やり代わりに、薄い液肥を月に1~2回与えるとよく育ちます。
ハイポネックス ハイグレード原液180ml:700円前後
1000倍希釈で使用
ハイポネックス ハイグレード開花促進180ml:700円前後
500倍希釈で使用:開花時期に使用する。
月下美人は多肥を好みますので、4月から9月まで肥料を与えます。
ただし30℃超の猛暑期には半休眠するときもあります。
その時は肥料を与えないようにします。
10月から冬の間は、肥料を止めて休眠を促します。
ただし、冬でも8℃以上を維持できる場合は肥料を与えてもかまいません。
秋の開花が終わったら、お礼肥えとして「油かす」を与えます。
東商 超醗酵油かすおまかせ 中粒 700g:500円前後
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